バーカウンターのようなキッチンを中心に暮らしやすさを再構築
築20年のマンションに暮らすA様ご夫婦。ガスコンロや給湯器の調子が悪くなったことから、設備を新しくすることを検討。
できるなら孤立した空間になっていたキッチンも改善したいと考えて相談をいただき、これまで不便に感じていた間取りや動線もまとめて見直すことになりました。
リフォームを決意したきっかけは?
経年による老朽化で給湯器が壊れ、ガスコンロも調子が悪くなり、新しくする必要に迫られました。コンロを替えるならキッチンをまるごと新しくすることも考えて、そごうのリノベスタジオで相談したところ、部屋の間仕切りを壊して空間を再構築できることを知りました。
子どもたちも独立して暮らし方も変わったので、思い切って全体を暮らしやすく見直すことにしました。
どのような希望を伝えられましたか?
以前のキッチンは壁付けの独立タイプで開口部が狭く、万が一に火事でも起きたら逃げ場がないと感じていました。だからキッチンを取り替えるならオープンな対面キッチンにしたいと希望しました。キッチンの向きを検討している時に、隣接する洋室までLDKに取り込めることがわかり、バルコニーに面した部屋を広々としたワンフロアのLDKに変えることに。中心に据えたキッチンの両サイドにリビングとダイニングをレイアウトして、回遊できる動線が生まれ、とても便利になりました。
水廻り側の動線も見直されました。
洗面室の奥の壁が抜けると聞いて、玄関側の廊下からウォークインクローゼットに面した洋室に通り抜けできる2WAYにしてもらいました。
洋室はダイニングとつながっているので、家の中をくるくると回遊できてとても便利です。設備も新しくして快適になりました。
工事中に洗面室の床が腐っていたことがわかり、リフォームを機に補修ができて、これから不安なく暮らせるようになったことも良かったです。
収納も見直したポイントですね?
提案していただき、玄関横の部屋の一角を土間収納に変えました。大型の物や季節家電などがたっぷり収納できてとても便利です。また洗面室の隣の部屋にあった押入れは、サイズアップしてウォークインクローゼットに変えました。どちらも、マンションの通路側に面していて湿気やカビが気になる空間だったので、オープンタイプの収納空間に変えられて良かったです。
提案してもらって良かったことは?
構造上からキッチンの横に壁を残す必要が生じたのですが、リビング側の側面をニッチカウンター収納にする提案をしていただきました。上にスポットライトを入れて、ディスプレイも雰囲気良く楽しめます。収納を兼ねた素敵なインテリアになって気に入っています。
リフォームしていかがでしたか?
収納も動線も設備も何もかも暮らしやすくなって満足しています。ベースをシンプルに、しっかりと仕上げてもらったので、これから暮らしながら自分たちでもカスタマイズしていきたいと思っています。妻は季節ごとに絵や小物を飾ること、私は休日DIYで工夫を加えていくことを楽しみにしています。
担当者スタッフより
リフォームアドバイザー 髙松
キッチン交換のご相談から、最終的にスケルトンリフォームで間取りを大きく見直されることになりました。設計を担当した川井がご夫婦の思いをよく理解して、喜んでいただける提案をすることができました。子どもさんが独立されたご夫婦2人暮らしでは細かく区切った部屋は不要となるため、快適なLDKと使い勝手のいい動線、機能的な収納スペースを確保されたことは、これからの時間を楽しむためにとても良いリフォームになったと感じています。