3世代目が手掛けたホビールーム付きガレージハウス

ご主人が小学生の時に、お祖父様とお父様がトータテハウジングで建てた築約20年の3階建て2世帯住宅。独立して家を離れていましたが、結婚してお子様が生まれたことをきっかけに、ご祖父母が暮らしていた2階に移り住み、ご両親と同居を始めました。その後、これからの暮らしを考え、家を受け継ぐ決意を固めると共に、ご両親と自分たち家族がより暮らしやすい家へリフォームすることに決めました。

どのようなリフォームを希望されましたか？

一番見直したいと考えていたのは、1階の使い方です。以前は外階段を上がった2階に玄関があり、1階の2部屋は物置になっていました。荷物などを持って上がるのに階段の上り下りが不便だったこと、1階の空間がもったいないと感じていたことから、1階に玄関を設けたいと考えていました。また車が好きなので、趣味の部屋から車が眺められるガレージハウスに憧れがありました。
そうした希望を実現できるか、構造的に問題はないか相談したところ、担当の山口さんと設計の工藤さんが知恵を絞って、外階段を家の中に取り込み、玄関とホビールームを1階に新設するプランを考えてくれました。2世帯に充分対応した広い玄関になり、ガレージやホビールームの希望も実現できて、とても満足しています。

〈1階奥右側の部屋をガレージに変え3台駐車可能に。左手前にあった屋外階段は室内に取り込み、囲んだ壁の右側に新たに玄関を設けました〉

〈大家族がストレスなく出入りできるようにワイドに設けた玄関ホール。玄関扉正面の壁には地窓を設けて光を取り込み、柱の間を飾り棚に。右手奥は広い土間収納。扉の向こうがホビールーム〉

階段・ホール — 〈玄関ホールの一角には帰宅後に手洗いできる洗面台を設置。屋外にあった階段は板を貼って室内階段に〉

防音室 — 〈1階の奥はご主人が家族に気兼ねなくゲーム実況などを行うことができるホビールーム。コーナーにカウンターデスクを造作し、内窓を設置して断熱性と防音性を上げました。掃き出し窓のバーチカル（縦型）ブラインドを開くと、愛車を眺めることができます〉

施主様世帯が暮らす3階のこだわりは？

リフォームの機会に、3階に私たち家族が、2階に両親が暮らすことにしました。3階は妻の希望を優先して、明るく広いLDKや、バルコニーの拡張などを希望しました。窓は全て断熱サッシに入れ替え、淡い木目とグレーでコーディネートしたすっきりと快適な住まいにすることができました。

〈吊り戸棚の壁をなくしてオープンな対面キッチンに。ダイニングの壁際には、宿題などができるカウンターデスクを造作しました〉

〈狭かったバルコニーは、掃き出し面を減築して広く。子どもを遊ばせたり、プランターで花や野菜を育てたりする楽しみが広がり、洗濯物も屋根の下に干せるようになりました〉

〈窓は全て断熱サッシに交換し、窓枠にカーテンレールを付けるタイプにしたことで、窓周りがすっきりとしました〉

〈和室から洋室に変えた子ども部屋は、扉のないオープンクローゼットにして、かわいいアクセントクロスを見せる演出に〉

〈洗面室は奥様の希望で2面に花柄のアクセントクロスを貼りました。パワフルなガス乾燥機乾太くんを設置したことで、毎日の洗濯の負担も軽減〉

ご両親が暮らす2階のこだわりは？

2階は母の希望を優先しました。大きく変えたのは、壁付けだったキッチンを対面タイプにして、和室を洋室に変更したこと。使いにくかった収納の使い勝手も見直しました。和室だった部屋がやや暗いことを気にしていたら、室内窓を付ける提案してもらったことも良かったです。

〈壁付けだったキッチンを対面タイプに変更。IHクッキングヒーターの前の壁をガラスにして、明るさと開放感を持たせました〉

L字半ガーバー — 〈エアコンの前にちょい干しができるL字型のハンガーバーを設置しました〉

リフォームしてみていかがですか？

とにかく広い玄関が1階にできたことで、出入りのストレスが軽減しました。設備が新しくなり、これまで不便に感じていた箇所を改善できて、同じ家なのに毎日がより楽しくなりました。祖父と親の2世帯住宅を、今度は親と自分たち家族の2世帯住宅として住み継いでいくことができて、とても良かったと感じています。いろいろと難しい要望にもベストな提案で応えていただき感謝です。

〈1階から2階に続く階段は玄関の雰囲気に合わせて、ウォールナット系のダークブラウンに。手すりは黒のアイアン。元々土間のホールだった上り口には床を設置しました〉

〈床がナチュラルカラー系の2階から3階に続く階段と手すりには、明るい木目を採用。階段を上がるごとに内装の雰囲気が変わることも楽しみな住まいに〉

担当者スタッフより

リフォームアドバイザー山口

トータテハウジングで建てた3階建て住宅のリフォームをご相談いただきました。一番の課題は階段の取り込み方で、どのように室内の床や天井の高さに合わせて上がりやすくするか、設計担当の工藤と検討を重ねました。ご夫婦のセンスの良さが活かされた素敵なお住まいになり、次の世代の2世帯住宅として大切に住み継いでいただけることを嬉しく思います。