身体への負担が少ないテーブルとイスの暮らしに一新
施主様のお父様が建てた築40年以上経過した家に暮らしていたM様家族。
和室の茶の間での立ち座りを負担に感じていたことや、他県に進学したお子様の就職先が地元になり、また家族4人暮らしが続くことが確定したことなどから、暮らしの中心となるLDKを見直す決断をされました。
どのような依頼をされましたか?
茶の間の座卓への立ち座りが負担になってきたので、LDKをワンフロアの洋室にしたいと希望しました。また、以前は床も壁も濃い色で暗い印象だったので、明るくしたいと考えていました。玄関ホールの一部まで取り込んだことで広くなり、床・壁・天井の断熱と内窓設置で暖かく静かで快適になりました。
キッチンを移設されましたね!
キッチンの位置はとても悩みました。もともとは出窓に面していたのですが、出窓の奥行きが深く奥まで手が届かず、デッドスペースになっていたので、動かしたいと思っていました。対面、アイランドなど、いろいろな提案を考え抜いた上で、DKがあまり狭くならないように今の位置に決めました。
システムキッチンは複数のショールームを案内していただき、収納の中もステンレスで、排水溝に汚れが集まる「流レール」シンクなど、お手入れしやすいと感じたクリナップ製に。また食洗機を使い始めたら、夕食後に回しておけばテレビを見ている間に終了するので、片付けて朝食に必要なものを用意してから寝ることができるようになりました。朝の時間効率が向上し、こんなに暮らしが便利になるのかと感動しました。
照明や音響にこだわられたと聞きました。
映像に関わる仕事をしているので、音や照明の活かし方にこだわりました。
テレビの背面は映像が綺麗に見える濃色にこだわり、ダークグレーのクロスを選びました。その壁に2つの曲線を描くスポットライトを設置してポイント照明を追加して演出しています。
テレビのスピーカーはキッチンまで音が届く全方向タイプのものを設置しました。
そのほか、こだわられたことは?
古い家で脆弱だった電力と配線を見直し、キッチン家電なども気兼ねなく複数を同時に使えるようになりました。
またスイッチや配線をすっきりと整理し、天井点検口の下にルーターを収納するボックスを設置。電気工事の職人さんに細かく希望を伝え、実現していただきました。
トータテにご依頼いただいた決め手は?
複数社で検討していたのですが、最初に見に来ていただいた時から営業の加藤さんと設計の五郎丸さんとお二人で来られて、家の内外の細かいところまで計測される様子に感心しました。またどんな質問にも誠意を持って丁寧に答えられる様子に良い印象を受けました。
施工中、印象的だった出来事はありましたか?
実は、プランでは撤去予定だった壁の筋交いが取れないことが判明するというトラブルがありました。後から聞いたら、床下の構造確認だけではわからないものだったそうなのですが、言い訳一つせず「100%こちらのミスです。申し訳ございません」と二人で頭を下げられました。なかなかここまで誠実に自分の非を認めて謝ることができる人はいないので、逆にこの人たちなら安心して任せられると感じました。
取れなかった壁には、パソコンのミニカウンターを設置する提案をしてくださり、とても便利で、やっかいものの壁が一躍スターになったと感じています。
リフォームしていかがですか?
これまでは食事が済むとみんなすぐに2階の自室に上がっていたのに、リビングの居心地良くなったので食後を家族でゆっくり過ごすようになったことが一番うれしい変化です。
またこの家を建てる時、父は純日本建築の家を考えていたのですが、高校生だった私が趣味の無線のためのアンテナを設置することを希望し、鉄骨住宅にしました。そんな父の思いがこもった家をこれからも住み継ぐ家にできたことも、少しは親孝行ができて良かったと感じています。
担当者スタッフより
リフォームアドバイザー 加藤
最新の機器やアプリにも詳しいMさまから、こちらもたくさん学ばせていただきました。お話にもあったように、壁の筋交いが取れずプラン変更をお願いしてご迷惑をおかけしましたが、それを活かす提案を喜んでいただけて本当に良かったと感じています。
ガスファンヒーター設置のためにガス管を引き直す工事の事前申請や、クロスのデザイン打合せなど、設計、工事、コーディネーターとみんなで取り組み、最終的に「いいリフォームになった」と言っていただけて、心から嬉しく思います。