部屋の用途を見直して自分たちらしくコーディネート

 結婚を機に、奥様の祖父母が所有していた築35年の一戸建てをリノベーションして暮らしていたS様。その時は、1階のLDKや水廻りなど、主な生活スペースのリフォームにとどめていました。
 その後、長女のすずちゃんが生まれ、続いて第2子を授かったこともあり、手を入れていなかった部屋のリフォームに着手することにしました。

祖父母から受け継いだ家を子供たちと心地よく暮らせる家に
ご家族写真

トータテとのご縁は?

 前回のリフォームを高松さんにお願いしたので、今回もお願いしようと決めていました。また前回はどちらかというと提案にお任せする部分が多かったのですが、せっかくだから今回は自分たちが「こうしたい」とイメージしてきた希望を反映したいと思っていました。
 でも、やはりこの色でいいのかとか、これを使いたいけれどどんなものを取り合わせたら良いのかとか迷う部分も多く、高松さんやコーディネーターの羽根さんの親身なアドバイスがとても心強かったです。

洋室を和室に変えた理由は?

 玄関の横の部屋はいわゆる客間だったのですが、使っていなくて物置きになっていました。どんな部屋にしたら有効活用できるかを考えて、産後の手伝いに来てくれる両親など、ゲストに使ってもらえる畳の部屋に変えることにしました。
 悩んでいた時に、アスタ展示場で見た和室が格好良かったことも大きかったです。塗り壁調のクロスや、石目のエコカラットに間接照明を付ける演出などを参考にさせてもらいました。
 間口の位置を変更して洋室のドアから和室に合う引き戸にしてもらったり、気に入った黄色のクロスに調和するように全体のコーディネートをアドバイスしてもらったり、レースカーテンの役割も果たすツインタイプのプリーツスクリーンを提案してもらったりして、とても満足のいく部屋に仕上がりました。

トータテハウジングのモデルハウスを参考にしてモダンな和室に。床の間風の板間の壁をエコカラットと間接照明で演出。和紙ブラインドは半透過の白と不透過のカラー部分を自由に調整可能。
洋室客間の折り上げ天井をそのまま活かして、黄色の塗り壁調のクロスを中心にコーディネート。もともと入口のあったコーナー部分に吊り収納を設け、間口を移動させました。

2階のクロスも素敵ですね!

 前回のリフォームで2階は手を入れていなかったので、古く暗い印象のままでした。2人目が男の子ということがわかったので、2つの洋室をそれぞれの子ども部屋を想定して壁、床、天井を一新しました。

長女のすずちゃんの部屋には黄色いアクセントクロスとカーテンを選択して明るい部屋に。半間分の物入れを拡張してウォークインクローゼットを設けました。
長男くんの部屋にはブルーのアクセントクロスとグレーのカーテンを選択して落ち着いた雰囲気に。
子ども部屋にあった収納庫は、中にフローリングとクロスを貼ってちょっとした秘密基地風に。開閉や出し入れがしやすく、家具も気にせず配置できるように建具を外してロールスクリーンを取り付けました。

2階の和室はご夫婦の書斎にされましたね。

 子ども部屋の間に位置していた和室は、以前から欲しいと思っていた夫婦で使える書斎にすることにしました。2階は1階とは雰囲気を変えようと思って明るい白っぽいフローリングや建具で統一したのですが、書斎だけは落ち着いた空間にしたくて、フローリングの色も変えました。
 既製品の机を置くことも検討しましたが、造り付けのカウンターにした方が空間が無駄なく使えると考え、壁の書棚と合わせて造作してもらいました。理想通りの落ち着いた空間になって気に入っています。

カウンターデスクと書棚はフローリングと同じ色調の板で造作。クロスはご夫婦でシックなデニム調のものを選びました
書斎のスイッチは、コーディネーターの羽根さんの提案でインダストリアルなデザインのものに。ご夫婦のお気に入り。

合わせて窓の断熱を見直されました。

 築年数が古いため窓が大きくて多くて、隙間風や結露も気になっていたので、窓の断熱についても相談し、外部に面した窓を全て、ペアガラスのサッシに取り替えたり、内窓を設置しました。
 暖かくなったことはもちろん、とても静かになったことに驚きました。音を発する施設や、夜遅くまで人の出入りがある場所に隣接しているため、気になっていた外の音が本当に気にならなくなりました。
高松さんが和室に、障子調のデザインの内窓を提案してくださったのも良かったです。子どもたちに破られる心配がなくなりました(笑)。

和室には障子タイプの内窓を設置。障子があった時の雰囲気を残したまま、視線の遮断、断熱、遮音を実現しました。
トイレは床と腰壁パネルを張り替えて一新。

リフォームしての感想は?

 自分たちの好きな雰囲気にしたくて、クロスのカタログなどをたくさん借りましたが、思った以上に決めることが多く、コーディネーターさんはすごいと改めて感じました。大変ではあったものの、とても楽しい経験になりました。私が産休中で少しゆとりがある間に家のことを整えておこうと思い立ち、工事も出産までに間に合うように対応していただきました。
 お陰様で、残していた家の課題がすべて解決し、これからは心置きなく出産、子育て、仕事の復帰などに集中できそうです。本当にありがとうございました。(奥様)

担当者スタッフより

リフォームアドバイザー 髙松

 今回は自分たちでいろいろ選ぶことを楽しみたいとご希望されていたので、アドバイザーの立場でいろいろと助言や提案をさせていただきました。
 内窓で断熱性も高まり、古くて暗かった2階も見違えるように明るくなって、受け継がれた家を新しいご家族がより住みやすく再生できて、とてもうれしく感じています。