40%しか使えていなかった家を120%活用できる家にリノベーション
離れと納屋をつなげた築30年以上経過した住まい。
約20年前に大きなリフォームで手を入れたものの、経年とともに使いづらさを抱えたまま生活していました。
ご主人の定年退職を機に、思い切ってこれまでの不便さを解消すると共に、気に入っていたデザインや設備を取り入れることにしました。
どんなリフォームを希望されましたか?
最初のきっかけはトイレに不具合が発生したことでした。トイレだけを交換する予定でしたが、退職を控えていたので思い切って退職金の一部をリフォームに活用して、これまで抱えていた不便さを解消し、暮らしを楽しめる家に一新することを考え始めました。
人をよく招くのですが、リビングに集まった時にキッチンが遠く、不便に感じていました。そこでリビングにキッチンを移動して、元のダイニングキッチンを寝室に変え、水廻りや動線も見直すプランを依頼しました。
こだわったポイントは?
キッチンです。リフォームを考え始めてから、いろいろと調べて、インテリアのようなデザイン性が気に入ったグラフテクトのオーダーキッチンを中心に据えたいと思いました。組み合わせのアレンジがきくので、いろいろ考えて、調理したものをすぐカウンターで食べられるセンターコンロにすることにしました。
また、海外製の大型食洗機を組み込めることも魅力で、最終的にドイツ製のミーレの食洗機を設置しました。コロナ禍の影響で思うように入手できず、入江さんを奔走させてしまいましたが、鍋までピカピカになるパワフルな食洗機は皆さんにお勧めして回りたいほど満足しています。
隣の洋室をキッチンと繋げました。
玄関の隣の洋室は動線が悪かったため、タンスなどを置く物置のような部屋になっていたので、床とクロスを新しくして、趣味のセカンドリビング兼ゲストルームにすることにしました。
キッチンとの間の壁を一部空けて、料理を運び入れる動線も確保できました。ホットプレートを囲むことを考えて、換気扇付きの照明を設置し、いろいろ楽しめる部屋になりました。
素敵な水廻りは奥様のこだわりと聞きました。
水廻りも一新することにしたので、ホテルみたいな空間に変えたいとオーダーしました。トイレを洗面台の隣にしたことで、空間の無駄がなくなり、掃除の効率も良くなりました。
浴室の壁はガラス張りにして、毎日リゾートホテルにいるようで気分が上がります。コーディネーターの羽根さんと相談して決めたアンティーク調のフロアタイルもとても気に入っています。
寝室も落ち着いた空間になりましたね!
以前はきちんとした寝室を設けておらず、最終的にはダイニングにベッドを置いたりしていて、すっきりしない生活をしていました。だからゲストが出入りする空間と分けた落ち着く寝室を設けたいというのは、リフォームをする時の希望の一つでした。
以前は階段脇に置いていたタンスを、寝室に置くことができるようになったので、起きて着替えて身支度をして…という生活の動線がとても良くなりました。
リフォーム後の生活はいかがですか?
いいなと思っていたキッチンや部屋の雰囲気が実現できてとても満足しています。また動線と空間の役割を整理できたことで、とても暮らしやすくなりました。
以前は動線が不便で暮らしづらく、広さはあってもすっきりとせず、空間の40%くらいしか活用できていなかったと思います。リフォーム後は120%活用できる自慢の家になりました。
無理な要望にも応えてくれて、細かいところまで一緒に考えてくれた入江さんや羽根さんにとても感謝しています。
担当者スタッフより
リフォームアドバイザー 入江
事前にご夫婦で「こうしたい」という希望をまとめてくださっており、ご主人自ら、何枚も図面を書いて伝えてくださいました。グラフテクトのキッチンは、これまで当社では施工実績がなく、メーカー様、T様、工事担当者たちと打ち合わせを重ねたことが、とても良い経験になりました。
撮影・取材で再訪して、ご主人が手作りした家具や棚も見せていただき、新しい暮らしを満喫されている様子が伝わり、嬉しく感じました。