関西にお住まいだったO様ご夫妻は、広島にお持ちの築25年の3階建て鉄筋コンクリート造の家を、地元に帰郷されるために改装されました。

打ち合わせは電話やメールでやりとりし、帰郷の際に細かいところを詰めていくという、遠距離リフォームとなりました。


2階のリフォームと外装・外構がメインの工事となりました。

リフォーム前の平面図

リフォーム後の平面図

和室を取り込んで 広~いLDKを作りました。

独立キッチンを開放的な対面キッチンへ、洗面脱衣室を広くとりました。
キッチンから洗面脱衣室との行き来が可能になり、家事動線がぐーんとアップしています!


2階の解体作業の開始です。

和室の奥の広縁部分を解体しています。
この部分も合わせて1つの広いリビングにしていきます。

同じく2階浴室でも解体作業開始しました。
鉄筋コンクリートの柱が出っ張っている変形した空間です。

浴槽部分や床を撤去しました。
今までは在来のタイルの浴室でしたが次はシステムバスに取り替えます。

このへこんでいる浴槽跡にモルタルを打ち、床面を平らにしていきます。

また、システムバスは四角形の壁でしか組み立てできないので、右手の柱の出っ張った部分は使えなくなりデッドスペースになります。
元々の浴室が広かったので、それでも1418サイズのシステムバスを据えることができます。
(※1418サイズはシステムバスの内側の寸法が1.4m×1.8m)

配管工事も完了です!

システムバスの取り付け作業中です。

右手の柄が入ったアクセントパネルの側がデッドスペースになった方向です。

浴槽の向きが変わっているのがわかりますか?

天井にはガス給湯器からの浴室暖房機をとりつけるための開口部があります。

浴室はほぼ完了!


今回は、木工事の状況を追っていきます。

天井の下地を組んでいきます。

プラスターボードを貼っていきます。

外部側の壁には断熱材を取り付けしています。

今回和室と洋室の床の段差をなくすために和室床にフリーフロアを貼っています。

その上にコンパネを貼っていきます。

間仕切り壁の下地とキッチンの腰壁の下地を作っています。

玄関ドア取り替えのための打ち合わせ中・・・

玄関ドアの取り付けが終わりました。

ドアの上の欄間がなくなり、背の高いドアの取り付けとなりました。


それでは完成したお住まいをご紹介します。


■黒の鏡面仕上げのキッチン

対面キッチンで会話を楽しみながらのお料理。

撤去できなかった柱は、キッチンの腰壁クロスとお揃いにして、壁掛けテレビを取り付けました。
キッチンからみるとこのような景色に ↓↓↓

■おふたりでくつろげるリビング

オットマン付きの2脚のソファを置いて、ご夫婦のくつろぎスペースに。

■2色使いクロスのトイレ

ご主人のアイディアでトイレは2色使いに。
とてもハイセンスな仕上がりになっています。

■アクセントの赤が効いている玄関ホール・階段

白い建具やクロス。建具の取っ手の黒色まで調和して、お施主様が選ばれたマットの色がとてもきれいに引き立っています。

■エントランス・外観

玄関周囲の外構工事ではスライドタイプの門扉を取り付け。
土間や塀も一緒にリフォームしています。

建物外壁は吹付部分の塗装とバルコニー防水、タイル部分の補修などを行い、これから先も安心してお住まいいただけるように工事に配慮しました。
建物外観の右手側に見えるのが玄関です。