今回は安芸郡のK様邸をご案内します。 K様は弊社の建築事業部長のお知り合いからの紹介で、今回の計画がスタートしました。
元々は物置になっていた部屋を有効活用し、LDKを広げたいとのご要望でした。
まずは解体工事が完了した模様です。


下の写真が物置になっていたスペースです。
間仕切り壁がなくなり、とても広くなりました。

続いて床の断熱材の施工状況です。

残念ながら既存の床には断熱材が施工されていませんでしたが、今回の断熱材の施工で冷暖房効率が上がる事は間違いありません!
わが社の断熱材はA種押出法ポリスチレンフォーム保温板3種のカネライトフォーム厚さ30mmを採用しております。

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まずは全景をご案内します。

写真1枚目に見える間仕切りは浴室です。
写真2枚目と3枚目は間仕切り壁を撤去し、リビング・ダイニングになります。
以前よりも空間が広がり、断熱性能を向上させる為に外部に面した壁にロックウール厚さ75mmを使用しました。

続いて構造補強工事です。

こちらは、梁の補強です。
既存の梁の下部に高さ150mmの梁を補強し、両側を構造用合板で固定した様子です。
構造用合板を両面に打つ事で梁を一体にしました。


こちらは柱と横架材を接合する金物です。


こちらはスジカイ金物の施工状況です。
弊社の構造金物はすべて(株)カナイの商品を採用しております。
現場担当者と私と大工さんの3人で既存柱と新設柱に金物の記号を記入して施工しました。

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今日は安芸郡K様邸の木工事が完了し、耐震壁の施工状況をご案内します。
耐震壁には吉野石膏(株)のタイガーグラスロック耐震壁を使用しました。


写真が実際に施工した状況です。
厚みが12,5ミリで専用のビスを使用し止め付けます。
ビスの間隔は板の周辺は100ミリ間隔、中央は200ミリ間隔で施工します。
板自体に止め付け位置がマークしてあり、非常に分かりやすくなっていました。


写真はタイガーグラスロックの裏面の刻印です。
国土交通大臣の認定商品である事が書かれております。
又、財団法人日本建築防災協会の住宅等防災技術評価を取得しておりますので耐震改修時の補強材料として認められた商品です。

以上、今回は我が社としてスジカイ補強以外の耐震補強についての取り組みをご案内しました。
次は最終回で「仕上がり状況」をご案内します。

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今日は安芸郡K様邸の工事が完了し、竣工の写真を掲載します。
実はK様はプロのカメラマンで、今回の竣工写真はK様に撮影して頂きました。

それではご紹介します。
まずはLDKです。

K様がお持ちの家具やテーブル、ソファーなどを置いて頂き、工事中のイメージとはガラッと一新しました。
解体から木工事完了まで見てきた私も、この写真を見てビックリしました。
ついつい工事担当者に「どこの現場?」と尋ねたほどです。
構造上取り除く事が出来なかった独立柱もエコカラットを貼り、ステキなアクセント柱になりました。
部屋全体が非常に明るく、開放感あふれるLDKに変身しました。

続きましてキッチンとユニットバスです。


キッチンとユニットバスは、わが社とLIXILの提携商品です。
キッチンには食洗機、ユニットバスには換気暖房乾燥機がそれぞれ標準装備された商品で、ユニットバスの天井は既存の天井の高さを計算した結果、ドーム型天井が納まる寸法でしたので採用しました。
やはり天井が高いと浴室空間がとても広く感じられます

以上で安芸郡K様邸の第4弾、最終回は終了です。 今回のリフォーム日記に快く了解して頂きましたK様にはスタッフ一同、心より感謝申し上げます。