和室を広いLDKと収納に変えて、空間と時間にゆとりを
築27年のマンションにお住まいのA様。水廻りが傷んできたことからリフォームを検討され、合わせて間取りも見直すことに。これからの暮らしを考え、よりゆったりと、より快適に毎日を過ごすことのできる住まいへグレードアップさせることにしました。
リフォームのきっかけは?
キッチンや浴室の傷みが気になり始めていたことと、周囲からも「リフォームをするなら体力にも資金計画にもゆとりがあるうちの方がいいよ」と言われていたことから、リフォームを考えていました。
もう一つのきっかけは、子どもの独立で部屋が空いたこと。これまでは自分たち夫婦は和室に布団を敷いて寝ていましたが、壁に箪笥を置いていたので、地震が来たら危ないと感じていました。
そこで空いた部屋を夫婦の寝室にして、思い切って和室をなくすことに。その分LDKを広くして、さらにウォークインクローゼットを設けて収納を充実させることにしました。
キッチンに希望されたことは?
キッチンは対面だったものの、開口部が少なく、やや閉鎖的で孤独な空間になっていました。また背面に洗面室への扉があったため、収納力も不十分でした。
そこで吊戸棚と側面の壁をなくして、リビングダイニングとオープンにつながるようにしてもらいました。背面は壁にしたことで、カップボードと冷蔵庫がすっきりと並び、収納力も充実しました。
キッチンからでもリビングのテレビが見えるようになり、また天井に設置したスピーカー付きのダウンライトでラジオなどを聞くこともできて、家事の時間が楽しくなりました。
こだわったポイントは?
ダイニングセットやテレビボードは昔から愛用しているものを継続して使い、リビングのソファは新しく買い換えようと思っていたので、それらを調和させるインテリアには特に悩み、コーディネーターの羽根さんに相談しながら決めていきました。
薄いグレーのクロスを基調にして、テレビボードの背面のみ少し色を変えてアクセントに。カーテンはすっきりさせたくて、バーチカル(縦型)ブラインドにしたことも気に入っています。LDK上の横梁に木目調のクロスを貼る提案も良かったです。
リフォーム後の生活はいかがですか?
思い切った断捨離ができて、体力面でも資金計画の面でも60歳前に決断して良かったと思います。家で過ごす時間が長くなるため、広くなったLDKで会話しながら家事をしたり、ゆっくりくつろいだり、夫婦でより楽しめるようになりました。
入りやすく保温性が上がった浴槽、止水しやすい洗面台のレバー式水栓やキッチンのタッチレス水栓もとても便利で、新しい住宅設備の進化を実感しています。
断熱性を上げるため、内窓を設置したことで音もとても静かになりました。既存サッシの下半分が摺りガラスなのですが、内窓が全面クリアガラスなので、内窓だけにしておくと、バルコニーの鉢植えのグリーンが眺められようになったことも嬉しい発見です。
担当者スタッフより
営業 山口
洗面所の2WAYの動線、LDKを狭く感じさせる和室など、生活の中心となる空間を見直して、ゆったりとしたLDKが生まれました。セカンドライフに向けたお手本のようなリフォームをされたA様。家具やインテリアのセンスも良く、素敵な空間に仕上がり、おうち時間を快適に楽しんでいるとうかがって嬉しいです。