明治時代から続く商家の古民家を今の家族のための住まいへ
奥さまの実家であるMさまの家は、明治時代から続く商家。
母屋の中に事務所と和室を4間構える大きな家でしたが、家族の生活の中心は増築部に設けたダイニング・キッチン。嫁がれた娘さんがお孫さんを連れて帰ると、狭く感じられ、さらに増築を検討していました。
しかし計画を進めている時に、母屋の中の事務所を移転する必要が発生。
空き室ができるなら、その部屋と使われていない和室をLDKにできるのではないかと考え、リフォームを考えるようになりました。
トータテとのご縁は?
増築を考えた時、東広島の住宅展示場に家族で行きました。その時、「こんな家がいい!」と全員一致したのが、木材をベースに使っていてとても明るい雰囲気のトータテハウジングのモデルハウス。その後、リフォームをすることになったので、リフォームセンターを紹介していただきました。
担当の山口さんも設計の舛木さんも丁寧で、「できるかね?」と相談したことに全て対応してくれて、とても感謝しています。
どんな希望を伝えましたか?
LDKを広くしたいと思っていたので、和室をつなげることができるか相談しました。「やってみましょう」と答えて、構造を調べて補強などを施し、和室3間分の大空間を実現してもらえました。
以前はダイニングテーブルにスペースを占領されて、DKが狭くてゆっくりくつろげず、みんなすぐに2階の個室に上がってしまっていましたが、今は食後もゆっくり同じ部屋でくつろげて、家族の時間の過ごし方が変わりました。もちろん、たくさんお客さまを招いてもたっぷりゆとりがあります。
提案してもらって良かったことは?
駐車場に近い家の裏に出入り口があると便利とお話ししたところ、納戸があったスペースに裏玄関を設ける提案をいただき、思ってもみなかったので驚きました。さらに土間を広げて大型のシューズクロークを設け、キッチン裏のパントリーからも出入りできる勝手口にしてもらえました。ベビーカーも楽々入るし、重たいものを買って帰ってもすぐに置くことができて、とても便利です。
シューズクロークの出入り口に扉を付けるか悩んだのですが、オープンにして垂れ壁をアーチ型にしてもらうことになりました。床のタイルの雰囲気とアーチの壁が素敵で、一緒に考えた家族みんなで「良かったね」と言い合っています。
ほかに良かったことは?
仏間をLDKにするために仏壇を、そして裏玄関を作るために壁に埋め込まれていた大型の箪笥を移動することになりました。元の事務所にしていた部屋に和の雰囲気を残し、欄間や床の間の書院もここに移して、残すことができたのが良かったです。
床の間がなくなってしまうことを気にしていたら、仏間の隣の階段下を開けて花などが生けられる空間を設えてもらえたことも嬉しかったです。
お話を伺っていると、ご家族皆様で本当にリフォームを楽しまれた様子が伝わってきます。それぞれ、特にこだわった箇所や気に入っているところを教えてください。
(長女さま)
リフォームはしていないけれど、庭なんです。
これまで事務所の邪魔になるため、庭側にはあまり来ることがありませんでした。リフォームして庭に面したLDKでくつろげるようになったら、窓の向こうに緑が眺められて、風が入るとレースのカーテンが揺らめいて。
休みの日に犬とソファに座って映画などを見ていて、ふと庭に目をやると、とても癒やされます。ずっと住んでいたはずなのに、こんなに素敵な家だったことを再確認できました。
(三女さま)
私はフローリング。無垢もいいけれど犬がいるからと悩んでいたら、犬の脚にも滑りにくくて、汚れもさっと拭き取れる床材を提案してもらい、家族みんなで選びました。
次世代住宅ポイントで、ルンバと拭き掃除のできるブラーバをもらって、夜のうちにかけておいたら、朝には家中がピカピカになっていて、本当に気持ちがいいです。
(奥さま)
次女も一緒に考えてくれて、リフォームが家族の大切な思い出の一つになりました。
受け継いだ家の良さを改めて感じることができて、家族の生活がより楽しくなりました。毎朝起きて、1階に降りていくのが本当に楽しみです。
事務所も快適で使いやすくなってスタッフも喜んでいます。親身に対応していただき、本当にありがとうございました。
担当者スタッフより
リフォームアドバイザー 山口
これだけの規模の歴史ある建物のリフォームを担当させていただき、良い経験になり
ました。
ご家族の仲が良く、全員が納得いく形を根気よく模索され、完成後に「思い残すことが
ないくらい満足」と喜んでいただけて安心しました。
「こんなにいい家だったことを改めて知ることができて良かった」という言葉に、
リフォームならではの良いところを私も改めて感じることができました。